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手書きノート


by asazuki

違和感の理由は単に自我が閉じているから

「自民党の改憲草案」に感じる違和感の正体(未来検索ガジェット通信) - エキサイトニュース


ただ「おかしい」ではなく、「なぜ、自民党はそうしたか」というところから出発して、「でも、こういう考え方もあるのではなかろうか」という論旨の組み立てにしないと、これまた、ただの自民党を利用した自分の思い込みの発信にしかすぎないような気がする。

別に一個人のブログの記事ならいいが、どうやら、それなりの発信媒体のもののようなので一言。

なんで、相手の言いたいことは何なのだろう、ではなくて、単なる自己主張になってしまっているのだろうか?

たとえば、「前文の「平和的生存権」に関する記述は、自民党案では削除されている。」というところに疑問を持っているようだが、なぜ、削除したのか、ということには一言も触れていない。

ネットで公開されている以下の文書に
http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf

特に問題なのは、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生 存を保持しようと決意した」という部分です。これは、ユートピア的発想による自衛権 の放棄にほかなりません。


と、ちゃんと削除した理由をオープンにしている。

しかし、この人は、こういうのは無視して、
(自民党は)憲法が国家権力による国民への命令だと取り違えているのである。

というふうに解釈しているようだ。


記事「「反日」と誤解されやすい「夕刊ガジェット通信」の親日家・谷川茂氏 語録 - NAVER まとめ」によるとこの方は親日家らしいが、斜め読みしただけでも、明らかに左翼思想の持ち主だとわかる。


上記の例で言うと、自民党は、世界各国と日本との関係性から憲法を組み直そうとしていることが伺われる。しかし、このかたはそういうことは頭になく、どうやら、日本国民(実は自分・個)と日本(国家)との関係だけで話そうとしているようだ。


左翼的思想で政治をするとどうなるか? それは民主党がすでに証明してくれた。この方はまだ、そういった現実が受け入れられないのだろうか?
by asazuki508e | 2013-06-11 18:24