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手書きノート


by asazuki

このブログの今後の方針について考える - その7 -

このブログのテーマ、主題を「Inkscape」と「PhotoScape」にするのはいいとして、次に問題になるのは、「カテゴリ」と「タグ」をどのように使い分けていくか。これは、特に男性の方々は悩まれるのではないかと思います。ネットを散策していても、多くの人が混乱し、使いあぐねているのがこの部分だろうと思います。開き直って、カテゴリやタグを全く使わずに記事を書いている人がいますが、これも一つの手段だろうと思います。




皆さん、お気づきの方もいると思いますが、カテゴリやタグのない巨大なウェブサイトが存在します。実際にはカテゴリやタグをつけているようですが、なくても全く問題ない、おそらく実際には活用していないウェブサイト。それが「YouTube」。そのかわりにどういう措置をとっているかというと、右サイドに関連動画を並べる、ということで対応しています。さきほど、カテゴリやタグは実際には活用していないと言いましたが、それは閲覧者側から見たときの話であって、私の推察では、少なくともタグは関連動画を並べる際のパラメータのひとつとして利用していると思います。

というよりも、WordPressを使って、実際にそういうウェブサイトを作っていました。WordPressというのは、本当に何でもできます。しかし、なんで、私が今でもエキサイトブログを使っているかといえば、繰り返し言っていますけれども、「シンプルだから」の一言に尽きます。システムをシンプルにする、というのは、実はとても難しいことです。しかし、共通で使うツールというのはシンプルでなければならないし、また、そういうものが最終的には選別され、生き残るものだと思います。

話は少々脱線しますが、私がこういうことをよく感じるようになったのは、油拡散ポンプという機械が故障して、それを解体したときです。あまりにシンプルな作りであったことにとても驚いたこととともに、多くの人に使われるものというのは、もしかしたらこういうものなのかもしれないな、とも思ったものです。


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話をもとに戻しますと、「カテゴリ」と「タグ」をどう使い分けるか。WordPress.comというツールでは、最近、カテゴリを「link」、「quote」、「post」、「status」に分け、タグを記事の内容の区分に使っているものが多くあります。「link」というのは、いわゆるブックマーク・お気に入りとしてウェブサイトを記録しておくときに使います。「quote」は、そこにコメントや解説を入れたもの、著作権的には「情報の一部改変」となるのでしょうか。それから「post」というのが通常の記事、「status」というのがつぶやき的なひとこと記事、のようなカテゴリ分けになります。

「link」をはてなブックマークでやり、「quote」をWordPress.comのブックマークレット機能でやり、「status」
をツイッターでやり、という使い方もあると思いますし、実際に某有名ブログの方はそういう使い方をしています。

ちなみに私の場合は、「link」はFreeMindでやり、その他はすべてブログでやっています。


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ブログやツイッターなど、これらのコミュニケーションツールは、理想としては、同じ使い方であることが望ましく、将来的には主流になるものが決定されていくものと思いますが、このあたりはまだ、流動的、というのが私の認識です。ファイスブックというのがありますが、あれは私に言わせれば、個人のホームページ、名刺みたいなもので、おそらく、社会に定着していくだろうと思います。特にサラリーマンの方々にとっては便利なツールかなと思います。


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というふうになんで支離滅裂になってしまうかというと、未だに考えがまとまらないから。あらゆることを想定するなかで、悩ましいのが、エキサイトブログのデータを引っ越したときにタグではなく、カテゴリが引き継がれるということ。つまり、引越しをすると、タグでの内容分類が無効になってしまうということ。これはとても痛いです。これさえなければ、カテゴリを「link」「quote」「post」「status」にし、内容分けをタグにしようと決断できるのですが、引越しのこと(エキサイトブログが私より長生きする保証はどこにもないので)を考えると、どうも決断が鈍ってしまいます。

引越しのことを考えると、カテゴリだけ使えばいいということになるのです。すると、カテゴリで内容を分ける、ということになるのです。しかし、タグで管理すると、リストアップされるので使いやすい…。こうやって、また、堂々巡りが始まってしまうのです。


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こういう悩みをすべて解決してくれるのが、WordPress。なのですが、これを万人に使ってもらうのはほぼ不可能です。なぜなら、いろんなことができる。いろんなことができるということは、使っている個人個人でその仕様がそれぞれに異なってしまう。仕様が異なってしまうので、コミュニケーションもうまくいかなくなる、という感じです。それを解決しようとしているのがWordPress.comだったはずなのですが、私の見立てでは、それでも使い方に選択肢が多すぎる。たとえば、投稿の手段が5つも6つもある。これでは、ユーザーがなかなか定着していかない。しかも、社内の人達に気を使ってしまっているのか、「いろいろ方法はあるけれども、これがいい!」ということは言わない。「こういう方法もあります。こういう方法もあります。」のオンパレード。これでは、ユーザーが混乱してしまうし、ユーザー毎に使い方がバラバラになってしまうので、普及もしづらい、ということになってしまうと思います。それでも、英語圏ではWordPress.comは普及していっているようです。

私が思うに、こういう、「いろいろやり方はあるけれどもこれがいい!」と言える、リーダー的役割を果たしているブロガーの存在が大きいのではないかと思います。こういうことは、WordPress.comやエキサイトブログの社員では言いにくいし、また、言っても何の説得力もない。そういう意味では、ブロガーは大切な宣伝マンなのだろうなと思います。


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カテゴリとタグの使い方。考え方がまとまらないので、とりあえず文章化してみたのですが、やっぱり考えはまとまりませんでした。…と思いましたが、今、ちょっと邪道っぽいけれども、いけるかな、という方法を思いつきました。それは「カテゴリ」と「タグ」で同じものをつける。この方法であれば、引越しでは大丈夫、エキサイトブログではちゃんとリストアップされる。カテゴリはサイドバーに表示しないようにすればいいわけです。作業のほうもそんなに面倒ではないでしょう。カテゴリは引っ越し用と割り切ればいいのです。

そういうわけで、これまでの経験からいうと、また、方針がかわると思うのですが、とりあえず、「カテゴリ」と「タグ」で同じものを使う、ということにしておきます。

…と思いましたが、すでに記事がたくさんあると、改めてカテゴリやタグを付け直すというのはたいへんですよね。WordPressだとそういう管理もできます。できるのですが、そういうレベルまで到達するのはとてもたいへんです。打ち合わせを一生懸命やっていたら会社が潰れていた、みたいな。ブログの使い方を一生懸命勉強していたら、ブログの記事がほとんど書けない、みたいな。ブログの作成自体が趣味だったらそれでもいいのですが、多くの人のコミュニケーションツールとして使われるためには、シンプルさは欠けてはならない要素だと思います。


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そういうわけで(どういうわけだかわかりませんが)、カテゴリの方はこれから、「link」、「quote」、「post」、「status」とつけていきます。これまでの記事については放置します。そういうことにします!
by asazuki508e | 2011-02-17 23:31