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手書きノート


by asazuki

最近やっている勉強方法

最近やっている勉強方法はこんな感じです。

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テキストをスキャンしておき、MindManagerでマッピングしていきます。将来的には、テキストが電子データ化されると思うので、そうなれば、この作業はもっと楽になると思います。すでに、インターネットからの情報は、ドラッグ&ドロップの操作で実に簡単にマッピングすることができます。



余談ですが、資格の学校では、テキストと問題集を与え、それで合格者を生み出しているようですが、たとえそれが合理的な方法であったとしても、私はそのやり方には関心していません。なぜなら、仕事場には、原則として、懇切丁寧に教えてくれる先生はいませんし、何よりも増して、決定的に違うのは、わかりやすい解説付きの問題集など存在していないからです。

すなわち、資格学校での勉強のやり方を身に付けてしまうと、いざ、仕事に就いたときに仕事がうまく身についていかないような気がするのです。

私の提案はこうです。「自分でカンニングペーパーを作れ。」

現在、私がやっていることは、仕事をやる際の「カンニングペーパー」作りです。仕事では、100%が求められます。ここが学校と決定的に違うところです。別の言い方をすると、80%のできの仕事を10するよりも、98%のできの仕事を3することの方が実効的だということです。もし、80%でよしとするならば、消費者自ら、完成度の低い物を購入したり、サービスを受けたりするべきでしょう。しかし、現実には、消費者は必ず、完成度の高いものを求めるのです。書類など一切見ずに即興で、かつ単独で仕事に取り組む(資格の学校がさせていること)よりも、書類等で確認しながらでも、いろいろな情報を取り入れつつ、確実に仕事をこなしていく方(カンニングペーパーを作って、それに基づいて仕事をしていく、まずいところがあればカンニングペーパーを修正していくということ)が、いい仕事ができますし、信用も得られるのです。

テキスト+問題集+テストで及第点をとる、という訓練だと、このあたりの着想が、実に雑になってしまうのです。仕事場には、解説つきのわかりやすい問題集を作ってくれる人もいなければ、仕事で及第点をとったからといって、なんの褒美もないどころか、評価すらほとんどされないのです。問題集に慣れてしまうと、上司などに対して「教えてくれない。」などと言った、非現実的な不満を抱いてしまいますし、また、60~70点で合格点をもらう習慣がついてしまうと、いざ、仕事に取り組むとなったときに、仕事をこなす、という視点から見たときに、傲慢な態度(お客さんの満足度と自分の仕事に対する満足度とのギャップが大きくなる)になってしまうように感じるのです。

私に言わせれば、「カンニングペーパー」を作ることは、すばらしいことです。なぜなら、自分自身の勉強になる上、他人にも有益な情報を与えることができます。さらには、カンニングペーパーを使うことで、より完成度の高い、信頼性の高い仕事をすることができるようになります。さらには、視覚化した形で仕事を残しておけば、それがそのまま引継ぎ文書にもなるのです。まさにいいことづくめなのです。

カンニングがいけないことなのであって、カンニングペーパーづくりは、実はすばらしいことなのです。そして、優れたカンニングペーパーを作る訓練こそが、仕事の質を高め、かつ、次世代へ技術や知恵を引き継ぐ、ひとつの有効な手段ではなかろうかと感じるわけです。

現在、ほとんどの組織では、wordや一太郎で標準書が作成されていると思うのですが、近い将来、マッピングへ移行するのではないかと予感します。なぜなら、マッピングする作業とは、カンニングペーパーを作ること、そのものだからです。
by asazuki508e | 2009-05-05 16:50