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手書きノート


by asazuki

内田樹氏のブログのコメント欄がめずらしく荒れている

私が愛読しているブログ「内田樹の研究室」のコメント欄がめずらしく荒れている。

コメント欄の記述によると荒らしている当事者は「イカフライ(本名:■■■)」(参照先のコメント欄が閲覧不可となっているため、本名は伏せることとしました。(2010年8月14日記))という名前の人のようである。

本人にとってはその気はないだろうが、結果的に、少なくとも私にとっては、反面教師的教材として、非常に勉強になるやりとりである。

彼の言論の矛盾点に対して違和感を覚える点をここに列挙してみたい。

・「低脳」という言葉を使っている。理性的な言論のやり取りでは必要のない言葉である。

・リンク先のブログの管理人の個人情報を漏らしている。イカフライ氏が言わなければわからないことである。そういう自分の過ちには気づかないまま、自分の名前が明らかにされたことに憤っている。

・盛んに「私ではなく、××が○○と言っているから。」という論旨が展開されている。自らの責任を回避しようとする心が垣間見える。

・法律や規則を頻繁に引用している。法律や規則は、守るためにあるのではなく、世の中がスムーズにいくように定められているものである。彼は、法律や規則自体が何かすごい権力を持っているかのように錯覚を起こしているようだ。

・まるで内田樹氏がすごい権力を持っているように錯覚を起こしている。ブログのアクセス数は1日に1万5千人であり、ブログとしての規模は確かに大きいが、日本全体の人口から見れば、約5000分の1にしか過ぎない。テレビや新聞等のメディアに比べれば、影響力ははるかに小さい。

・そもそも、コメント欄のやり取りは、本人にとっては大変なことかもしれないが、他の人にとってはどうでもいい話である。

・そもそも、これだけの熱い思い?があるのなら、自らブログを立ち上げ、トラックバックすればいいだけの話である。

私はやっぱり、「人間、歳を取ると丸くなる」というのは、人によるのではないかと思う。(ちなみにイカフライさんは50代後半の方らしい。)そして、一番苦しいのは本人自身だろう。そして、何より心配なのは、彼のストレスのはけ口となっているのは何なのかということである。

p.s.1 ちなみに内田樹氏の今回の記事は、昔の旧友を懐かしんでいるものであり、胸がキュッとなる内容である。こうなるともうブログの管理人はお手上げですね。

p.s.2 どうやら彼は中卒であることにコンプレックスを抱いているらしい。他の人は誰もそんなこと気にしちゃいないのに・・・。コンプレックスを克服するというのはたいへんなことなのだな、と改めて思う。


【主な改訂履歴】
2008.04.11 「p.s.2 どうやら ・・・ と改めて思う。」を追加。
by asazuki508e | 2008-04-09 17:35