これまで、こういう言論空間が存在していなかったということが異常
2016年 02月 08日
上記の件については以前、記事にしました。
- 河野談話を超えた今回の一件 : tomemo|2015-12-31
マスコミからだけの情報では、こんな言論は出てこなかったでしょう。日本の言論空間は多少は健全になったのだと思います。これまではバランスが悪すぎ。
とはいえ、例えば、英語の言論空間では、日本は閉鎖的で差別主義的で一歩間違えると軍国化してしまう、北朝鮮と類似した国、ということになってしまっています。英語の Wikipedia だけみるとそんな感じ。おそらく、英語のできる中国人がやっていることなのでしょうが、それを修正するだけの人材が日本にはまだいないということなのでしょう。
私自身は、人種や民族で分けるよりも、島国か大陸国か、といった分類の方が現実に近い分析ができるのではないかと思っています。例えば、朝鮮半島も、もし、大陸と陸続きでなかったとしたら、全く違った文化が発達していたのではないかと思います。少なくとも現在のような卑屈な国民性にはなっていなかったでしょう。
そういった民族的な屈辱感を穏健な日本や台湾、フィリピンといった島国の人々にぶつけているわけで、私自身はもっと台湾やフィリピンとの交流を深めていった方がいいのではないかと考えています。昔であれば、地理的な近さも大切でしたが、現在では、そういった障害はどんどんと縮小していっています。
台湾やフィリピンなどは、どちらかといえば、韓国や中国などから嫌がらせを受けてきた側なので、慰安婦や南京大虐殺をそのまま真に受ける人の割合は少なく、結果として交流もしやすいのではないかと思います。
ネット上を俯瞰してみると、まるで世の中に日本と韓国と中国しか存在しないかのごとく喋る人がいますし、安全保障を語るとき、なぜか日本のことだけを語り、中国との関連性を全く度外視する人もいます。なんでそういった視野狭窄に陥るのか、私にはよく理解できませんが、特にこう言った傾向はマスコミ人に多いように見受けられます。ある領域の情報量は多いのですが、ものすごく偏りがある感じ。私に言わせれば、情報の偏りは判断を誤らせるので、むしろ情報量の少ない一般人の方が判断を誤らないのではないかと思います。