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若者から見て、今の大人は馬鹿に見えているのではないだろうか? そしてその原因はテレビであると直感している。

若者のテレビ離れを食い止め、かつての栄光を取り戻すにはどうすれば良いのか。

via オバサン化するテレビ、ネットで変わるか : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4

そもそも、問題設定の仕方を間違っている。「これからの時代、世の中の人にテレビをどう貢献させていくか?」ではないだろうか?

テレビは概ね、その商業的成功の犠牲として、国民の総白痴化と社会に存在する様々なコミュニティの破壊をもたらしました。当然、テレビ媒体からこんな情報は流れてきません。さらに国民が総白痴化し、コミュニティが弱くなっているため、こういったことに気づくのが遅れるか、もしかしたら、気づいていない人も多いのではないでしょうか?

上記の社会的変化は、このグラフが如実に物語っています。
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図録▽未婚率の推移未婚率の上昇は何も日本ばかりで起こっていることではありません。世界的な現象です。そして、昨今、未婚の原因を経済的なものやその他福利厚生の不備に求めているようですが、もし、その推測が正しいとするならば、どうしてバブル期にすでに未婚化が始まっているのでしょうか? どうして、経済的に恵まれていないところのほうがむしろ既婚率が高いのでしょうか? 都市化に原因を求めることも可能であり、歴史的に見ればそういう一面もあるとは思いますが、このグラフの推移を都市化だけで説明することにはちょっと無理があります。

おそらく、広告代理店に勤めている優秀な方々の多くは、自分たちがもしかしたら、世の中のコミュニティや個々の知性・人間力の破壊に貢献してしまっていることに薄々気づいていたはずです。こういった情報をいち早くキャッチし、分析し、広告を打つのが彼らの仕事なのですから。

そして、若者たちは、理屈ではなく、感覚的にこういった問題点に気づいているのではないでしょうか? その結果としてのテレビ離れであり、スマホ等での新たなコミュニティの形成なのではないでしょうか?



概ね、人は「創造する力」と「人との触れ合いを通じてのリラックス」があれば生きていけます。

そして、この2つを壊しているのがテレビ媒体です。

「創造する力」をわかりやすい言葉に言い換えると、それはすなわち「アウトプットする力」と言い換えてもいいでしょう。アウトプットするものは別に言葉だけに限りません。人によってはそれが音楽であったり、建築物であったり、はたまた農作物であったりもするでしょう。何れにしてもテレビはそういう力を奪ってしまいます。なぜかといえば、テレビの視聴行為は「インプット作業」だからです。

「インプット作業」とは本来、「アプトプット作業」に付随して、必要性にかられて行うものですが、テレビ媒体ではいきなり「インプット作業」が始まってしまいます。これでは無駄なイメージ記憶が次から次に頭の中に入ってくることになり、創造性を著しく阻害してしまいます。

そして、「創造する力」と「人との触れ合いを作る力」とは連動しています。「創造する力」が人との触れ合いのきっかけを作り、そしてまた、人との触れ合いがモチベーションとなり、創造する力となっていきます。

しかし、テレビは、少なくとも今現在のテレビのあり方のままでは、この連動を破壊してしまいます。潤うのはテレビの作り手の方だけです。なぜなら、テレビ番組作り自体は創造的なものであり、かつ、その活動を通じて人との触れ合いを得られるからです。



とはいえ、「だからスマホ万歳」だとは私は思っていません。なぜなら、現在のスマホはまだまだ非常に受動的なツールとなっているからです。そして、なぜそうなってしまうかといえば、そこに広告をもぐりこませようとしているからです。

広告が入り込んでくる以上、ユーザーや世の中に貢献しようという力よりもいかにユーザーに広告を見せるかという力の方が勝ってしまいます。そして、それはすなわち、ユーザーにインプット作業を強要することへとつながっていきます。

テレビという媒体がもたらした世界的な、創造力やコミュニティの破壊をどうやって修復していくのか? 実はすでに世界はそういう方向へ動き始めているのですが、ちょっと長くなってしまったので、ここで一旦切ります。いずれ話す機会があればまたその時に。

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by asazuki508e | 2016-01-25 05:48 | Comments(0)