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手書きノート


by asazuki

マインドマップは確かに便利なのだが普及させるのが難しい

マインドマップは実に合理的というか、理にかなった情報管理手法だと思います。

しかし、自己完結としての、思考のためのツールであり、コミュニケーションとしては使えない。なので、なかなか伝達していきにくく、結果、マインドマップツールはなかなか普及していかない、となります。

しかし、それはいかにももったいない話だと思います。

一応、以下のようなマインドマップの共有サイトがあり、
いろいろなマインドマップツールで作られたマップを使いまわししたりできるようにはなっていますが、マップの内容を見てみるとまだまだ浅いというか、とても有効に活用できている段階とは言えない状況です。

しかしながら、例えば、思考のイメージの共有を図りたいような場合には、書類の形よりも、マップ式にしておいた方が、いろいろと融通が利き、また、情報の変化にも強いので、組織内での情報共有のツールとして優れているのではないかと思うのですが、おそらく、現状では、「標準書」と呼ばれる、書類の形で情報を共有・保管しているのが実態ではないかと思います。

現在進行形で、お互いがある程度、意思疎通できている状態であれば、Trello のようなタスクツールだけでも十分だと思いますが、長期間、様々な人が関わるような複雑なタスクの場合は、マインドマップのような情報形態でないとどうしても全体を俯瞰しての、バランスのとれた戦略を立てることは困難ではないかと思います。

いずれにしても、ブログなどのような記事の形態ではなく、マップの共有を図ることで、情報の広がりや統合作業がぐんと良くなると思うのですが、おそらく、そんなことが実現するのは、まだかなり先の話のような気がします。

まず、マップのような情報形態は、広い画面を必要とします。その時点で、ほとんどのパソコンはアウト。

あと、自分の手足のようにマップの作成ツールを使いこなせるレベルでないと思考に支障をきたすので、その点でも現時点ではマップでの情報共有は難しいでしょう。おそらく、手段の目的化、すなわち、仕事をしているのか、マップを作るのが仕事なのか、わけのわからない状態になってしまうような気がします。

そんなわけで、まだしばらくは、ブログやウェブサイトのような書類形式での情報伝達が主流になるのでしょうか?

by asazuki508e | 2015-12-12 20:32