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手書きノート


by asazuki

橋下徹はそんなに立派か?

国政に来てもきっと目立てないよ? : パチンコ屋の倒産を応援するブログ

通称、パチ倒さんのブログにはいろいろと共感するところが多く、勉強にもなっていますが、こと、橋下徹氏の今後の動向についての読みが私とは違います。

私自身は、橋下徹氏が国会議員になることはない、との読みです。もし仮に、彼が国会に進出するようなことがあれば、それはかなりの、彼自身の人生設計の変更なのではないかと思います。

私の読みだと、彼は弁護士業が本業だと思っていて、それに付随してのタレント業であり、ある程度、立派なこと?もしなければ、という責任感からの、しばらくの政治家稼業だったのではないかと推測しています。なので、大阪市長を辞めて以降は、また、弁護士業をベースにしての生活に切り替えるのではないかと思います。彼の感覚だと「とりあえず、社会人としての、ある一定の責任は果たせたかな」といった、ある種の達成感を感じているのではないかと思います。

そういうわけで、彼自身の中には、「政治はもうこりごり。もう上がり。もう勘弁して下さい。」という思いが強くなっているのではないかと思います。

しかし、一方で、「大阪をなんとかしなければ」という思いも人一倍強く、だからこそ、大阪の二重行政の解消に取り組んできたわけですが、私自身の読みだと、大阪は一度、デフォルトして、さまざまな行政サービスが高騰し、ヒト・モノ・カネが周辺に流出する、といった事態にまでならないと、自ら変わることはしないように思います。あらかじめ、そういった腐敗を自ら自覚し、自ら改善していく、なんていう神業は、大阪にはできないし、そもそも、ほぼすべての歴史上の組織体にもそれはできてこなかったわけです。なので、一揆やストライキ、革命、事変、戦争といった辛酸を嘗め続けてきたわけで、しかし、世代が変わるとまた、腐敗を繰り返す、というのが人間社会の限界であり、宿命だろうと思います。

つまり、何が言いたいかというと、橋下徹は歴史上、不可能なことにトライしている、ということです。そして、本人は立場上、けっしてそんなことは言いませんが、内心、そういうことに気づいているはずです。

なので、弁護士稼業をベースとする生活に戻るだろう、という読みです。

大阪はこれからも腐敗がすすんでいくことでしょう。腐敗がすすめばすすむほど、弁護士の仕事は増えていきます。なので、彼自身はまったく困らないでしょう。そして、そのこと自体は別に悪いことでもなく、それなりに仕事の意義は見いだせるでしょう。そして彼には大家族があります。それを支え続けることが彼の大きな仕事のモチベーションともなるでしょう。

彼はすでに気づいているはずです。ほとんどの政治家には、本気で腐敗を正す気概もなければ責任感もなくなっているということを。そして、民主主義という名の衆愚政治の限界がみえてきているということを。

p.s. しかし、流れてくる情報を素直に捉えるとパチ倒さんの読みのとおりになりそうな感じですね。新党作って、はい、さよなら、はちょっと考えにくいですね。


p.s.2 どうやら、はい、さよなら、してしまったようですね。(2016-03-28追記)



by asazuki508e | 2015-08-29 04:37