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ただ叩けばいいというものではない

<放射能漏れ>報告遅れ、憤り 住民「本当に大丈夫か」(毎日新聞社) - エキサイトニュース

おそらく、これだけマスコミに叩かれていると、通常業務をする時間がなくなる。

通常業務をする時間が減っていくということは、組織の関係部署の気力・体力が日々、減退していくということである。

また、組織内では、こういった、通常業務とは直接関係のない、いわゆる苦情対応は敬遠されるものだ。当然のことながら、モチベーションは低下する。そして、そういうしんどい業務であるから、人事の入れ替わりが他の部署に比べて、激しくなってしまう。

担当者が長続きしない、人が必要以上に頻繁に入れ替わるということはどういうことかというと、仕事を十分に覚えていない可能性が高くなるということである。

通報する基準には細かい取り決めがある。担当者はそれをすべて頭に入れておかないといけない。当然のことながら、現場の方でも主要なメンバーはある程度、抑えていなければ、何かが起こったときにすぐには対処できるはずがない。

かつて、JCO 臨界事故以前は、通常業務といわゆるこういった危機管理対応との時間・労力のバランスといったものは、それなりにとれていたのではないだろうか。 臨界事故が起き、マスコミが押し寄せ、何かあるたびに責め立てることで、そういった安全管理体制がかえって壊れてしまってはいないだろうか。組織は機械ではない。しょせんは住民と同じ、弱い人の集まりにしかすぎない。

安全はただ担当者を脅せばいいというものではない。時間と労力は限られている。そういったものをいかにバランスよく使っていくか、ということが大切だ。ただ、人数を増やせばいいというものでもない。人をしっかりと育てることこそが大事なことだ。

マスコミの絶え間ない攻撃によって、危機管理の方に時間をそがれている。それは短期的には安全なことかもしれないが、長期的にみれば、むしろ危険なことである。

住民の方々の反応や県の対応等はあたりまえのことで何ら問題はない。問題は、ただ、無目的にしかも現状をろくに調査もせず、ただ、センセーショナルに書きたてるマスコミである。

ごく一部の、けっして現状に詳しくもない人が、いい加減な情報で、ただ人々を不安に陥れたり、現場を疲弊させ、かえって危険にさらすような愚挙を犯す、といった、こんなバカらしい状態は、いい加減に改善すべきである。

他の業界と同様にマスコミの切なるリストラを望むものである。
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by asazuki508e | 2013-05-25 14:09 | Comments(0)