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手書きノート


by asazuki

ソーシャルネットワークとは他人のことを紹介して喜んでもらうもの

Hitoshi Ono - Google - google+。 ご自身のものではない作品や商品、仕事に関するポストがとても多いなぁって思うんです。 …

私と正反対な人がいた。バトルする場(私は違う意見を言っているだけなのですが、ほとんどのケースではバトルと受け取られるので)として、Google+ は似つかわしくないので、ここにメモしておきます。

私は、ソーシャルネットワークというのは、自分のことではなく、自分以外のことを紹介し合う場だと思っています。通常の社会もそうだと思うのですが…。

一方で、ブログやはてなブックマークというのは、ちょっと違っていて、自分のことや自分の考えていることを発信する場だと思っています。

というのは、自分のことはそもそも他人は知らないわけなので、ソーシャルネットワークでは、そもそもかなり情報不足になってしまうわけです。ソーシャルネットワークで自分のことを話すことでコミュニケーションが成立するとすれば、それは、Facebook で実際に知っている人とだけネットワークを結んだとき。不特定多数の人に自分を知ってもらうには、Google+ では不十分だと思います。それほど複雑な情報を発信することはできませんから。はてなが「はてなブログ」を改めて立ち上げたというのは、そういう理由があるからだと私は思っています。「ソーシャルネットワークが伸びてきた。だからこそ、それを補完するツールであるブログはやはり必要で、そして、それはもっと細かいところまで表現できるツールである必要がある」と。

一方で、Google+ で自分のことを発信している人でコミュニケーションのとれている人も少なからずいます。でも、そういう人というのは、それ以上の圧倒的な情報発信量やコメント欄でのコミュニケーション量を誇っています。そういうバランスあっての自分からの発信ではないかと、Google+ の場合ではそう思います。



という細かい理屈よりもなによりも、Google+ というのは、ただ、発信し合うだけでも楽しいはずです。そういうことが楽しいようにもともとできているのですから。それ自体が楽しいわけですから、それを改めて、損得勘定する必要はないと、私は思います。



で、前フリが長くなりましたが、単純な話、私が自分のことではなく、他人のブログの紹介などをソーシャルネットワークでするようになったのは、自分自身がそういうことをしてもらってうれしかったからです。ただそれだけのことです。


自分のことではなく、他人のおもしろい情報を教えあって、それでお互いが喜び逢えたら、それで十分だと思いませんか? これは、もちろん、それぞれがブログなど、自分の情報を発信するツールを別に持っていることが条件になるわけですが。

ですから、Google+ だけで自分のことを知ってもらおうとしている人がいたら、それはものすごくたいへんなことだろうと思います。なぜなら、それは上記で述べたような人間多くの日本人の本能に反しているからです。

p.s. 欧米のブログを見ていると、ブログのコメント欄の方が賑わっています。これは、彼らのコミュニケーションのしかたが日本人と違うからだと思っています。別の言い方をすると、彼らは向き合ってコミュニケーションをとっているのではないかと。日本人のコミュニケーションっていうのは、同じ方向を向き合って肩を寄せ合う、っていう感じじゃないかな。

p.s. ここまで書いていていうのも何ですが、私自身は一人ひとりと向き合ってコミュニケーションするタイプです。だからこそ、こうやって、自分で言い聞かせているわけなのですね。自分にとってのあたり前であれば、こういうことをわざわざ文章化する必要などないわけです。
by asazuki508e | 2012-01-24 21:21